【2019年】たばこの値段はどうなる?|たばこ税の過去の値上げと理由

2018年10月から、たばこがさらに値上げされ、喫煙者にとっては厳しい状況です。今回は、今までのたばこの価格推移と加熱式たばこ・加熱式たばこの価格や税について紹介します。

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喫煙者であれば、たばこの増税のニュースには敏感に反応してしまうでしょう。実際、2018年10月のたばこ増税により、1箱あたり500円を超え、 喫煙者への負担も大きくなりました。さらに、2019年8月にJTが115銘柄の値上げ申請を行い、喫煙者にはさらに厳しい状況が今後も続きそうです。

今回は、たばこの価格に着目し、今までのたばこの価格推移をもとに今後の紙巻きたばこと加熱式たばこの価格について紹介します。

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たばこ税について

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紙巻きたばこにおける税負担は約6割

たばこの価格が高くなる1つの要因として、たばこにかけられている税金があげられます。たばこには、国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税、消費税と4種類の税金がかけられています。そのため、たばこ1箱あたりの税率負担は300円以上と、たばこの価格全体の約6割を占めています。

たばこ税の中の地方たばこ税には、都道府県たばこ税と市区町村たばこ税が含まれています。どちらも、都道府県と市区町村を支える重要な財源として利用されています。一方で、たばこ特別税は、日本の旧国鉄の長期返済のために使用されています。

このように、たばこには様々な目的で税金がかけられていることもあり、たばこは日本において最も税率負担が高い商品の1つです。

加熱式たばこの税率は5割以下

たばこ税の対象となるのは、加熱式たばこのたばこスティックも例外ではありません。2018年10月の税制改正前までは、加熱式たばこにかかる税金の区分は「パイプたばこ」でした。しかし、税制改正により、「加熱式たばこ」の区分が新たに設けられたことで、税率負担が以前と比べて大きくなりました。

とはいえ、加熱式たばこのたばこスティックの税率負担は平均的に5割以下であり、紙巻きたばこと比べると、税率は低く設定されています。これは、たばこの税率の換算方法が重量と小売定価で決められているためです。紙巻きたばこに比べ、加熱式たばこのたばこスティックの重量は軽くなっています。そのため、重量で換算する税率負担額は低くなります。

しかし、加熱式たばこのたばこスティックは、原価が高いため、ほとんど紙巻きたばこと価格は変わらず、500円前後で販売されています。

たばこの価格について

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今までのたばこの価格の推移

たばこの価格は、年々上昇していますが、それはたばこの原価が高くなっているわけではありません。先ほども紹介したように、たばこにかけられる税負担が大きくなっていることが要因です。

上記のグラフからもわかるように、国たばこ税だけを見ても数年に一度、増税が行われています。1998年に導入されたたばこ特別税は、導入開始時期から税額の変化はありません。しかし、地方たばこ税は国たばこ税とほぼ同じ頻度で増税されているため、たばこの価格は年々高くなっています。

今後のたばこの価格はどうなる?

たばこ税は、日本の税収の一端を担う存在です。日本は諸外国に比べて、多くの国債を抱えており、高齢化社会を迎えることでさらに税金が必要となります。このような状況を踏まえると、たばこの税は加熱式たばこのたばこスティックも含めて今後も上がり続けることが想定されます。2019年8月には、JTが10月の消費税率引き上げに合わせて、計115銘柄のたばこの値上げを財務省に申請しており、10月に再びタバコの値段が高くなります。

日本において、たばこが増税されるたびに、「たばこは高い」と感じます。しかし、海外のたばこ市場と比較すると、日本のたばこは高いとは言い切れません。例えば、オーストラリアではたばこ一箱が約2000円と、日本のたばこに比べて4倍近くの価格で販売されています。

特に、2020年には東京オリンピックが開催されるため、海外からの来客も増加します。そのため、海外のたばこ市場の価格に合わせて、増税が行われる可能性も考えられます。

海外のたばこの値段について知りたい方はこちら!

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たばこが値上げされる理由2つ

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理由①:国の貴重な財源だから

たばこが値上げされる理由として、たばこは国の貴重な財源であることがあげられます。たばこ税は、先ほども紹介したように、旧国鉄の長期返済費用や地方の税収の2.7%を占める財源の源です。たばこは嗜好品のため、国としては消費税や所得税などの税率を増加させるよりも、積極的に税収対策として利用できます。

理由②:喫煙による疾病への医療費補填のため

たばこが値上げされる理由として、喫煙による疾病への医療費補填があげられます。

たばこを吸うことで、病気を患う可能性は少なからず存在します。そして、病気になった際は、医療費の一部は健康保険などでまかなわれます。それらの費用の一部に、たばこの税金は使用されています。たばこによる負債は、たばこから徴収するといった考え方なのかもしれません。

たばこ税について理解しよう

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今回は、たばこの値上げについて、今までのたばこ税の推移を踏まえて紹介しました。たばこ税は、国の重要な税収であるため、今後もその価格は上がり続けると予想されます。これは、喫煙者にとって残念なことですが、たばこによる税収が減少すると、国としては貴重な財源を失います。結果として、ほかの税金が上がる可能性もあります。たばこ税の代わりにほかの税金で苦労することを考えると、たばこの値上げについても少しは理解しやすくなるのではないでしょうか。